この時の訪タイの一番の目的は、ノン・プーをタピアンバーンに載せることです。日本の住民票に当たる書類はタイでは各家で管理しているのです。その加筆、修正といった手続きは役所に出向いて行うことになります。ノン・プーについては日本のタイ大使館に出生届を出しているので、タイ国籍は取得していますが、タピアンバーンに記載されていないので、日本で言う住所不定のような状態になっていたのです。
当初の予定ではバンコクからウボンラチャターニに空路で移動し、そのままアムナートチャルーン県庁で手続きを行う予定でした。しかしウボンラチャターニに到着する飛行機が遅れたため、開庁時間に間に合わず翌日に改めて手続きに行くことにしました。
必要な書類はすでに大使館で発行してもらっているので、この日は書類を提出さえすればタイ人嫁の持つタピアンバーンに、ノン・プーの名前を記載してくれるはず
・・・・でした。
やはり事前の想定通り行かないのがタイと言う国なんですね・・・
窓口で用件を告げると、奥にいる偉そうにしたオバちゃんのところに案内されます。ところが、いきなり来ても手続きはできないと言い放ったのです。タイ人嫁の通訳によるとこういう事らしいです。
・近年、タピアンバーンの虚偽記載が横行している
・そのためタピアンバーンの手続きに当たっては厳格に審査している
・ゆえに時間がかかるようになった
・そのため、タピアンバーンの手続きは予約制になっている
・予約は数か月先まで埋まっている
そんなわけで、この日は手続きを行うことができずに空振りに終わりました。どうせ袖の下が欲しくてそういう対応なのだろうと思い、2日後にタイ人嫁の村の有力者を連れて再訪し圧力をかけつつ袖の下をチラつかせましたが、結果は変わらることがありませんでした。
結局、この時の一番の目的であった、ノン・プーの手続きはできないまま日本に帰国することになりました。このオバちゃんが何処かに異動になれば、対応が変わるのではと思うんですけれどね・・・
う~ん
残念と言えば残念ですが
場所柄・・・・・というのもあるのでしょうね
ラオスからの越境者対策でもあるのかもしれませんね
あさとさん
そういう側面もあるかもしれませんね
とはいえ、これでまた行かないといけなくなりました。
この手の課題が終了したら、タイのほかの地域も回ってみたいですが、まだ先になりそうです