4月の新年度を迎え環境が変わった方もいらっしゃることと思います。私自身は新年度と言えどあまり大きな変化はありませんが、我が家のある自治会では自治会長が交代となりました。実はコレ私にとっては待望の交代です。前会長は人柄は良いのですが、とにかく自分で決断するというのを避ける人だったからです。
ここ3年ほど、我が家のある自治会では自治会館の建設を行うか否かということが大きなテーマとなっていました。現在は自治会の役員会などは、我が家の隣にある小さな神社を利用して行っています。本当に狭いので中に入れるのは詰めあっても20人ほどです。役員会の場合は人数も限られるので良いのですが、毎年一度開催する自治会の総会では神社にはいれないので近くの公民館を借りて行うという状態でした。
また行政の下部組織である自治会が、宗教施設である神社で会合をしているという政教分離の問題もあり以前から問題視されてもいました。そんな事もあり費用の1/3を助成する行政の制度を利用して自治会館を建てようと言う話が持ち上がったのです。計画では神社の土地の一部を借りて自治会館を建て、万が一の場合には防災拠点としても活用しようというものでした。
私、個人としても自治会館の建設は賛成の立場でした。自治会館は万が一の際の防災拠点としても活用が見込まれています。我が家から一番近い災害避難所である小学校は歩いて30分ほどかかります。もし隣に防災拠点ができるとなると小さい子供+外国人がいる我が家にとっては大きな安心になります。また神社に生えている木が、我が家に越境してきていることから毎年、落葉シーズンには大量のお落ち葉が我が家に降り注ぎます。自治会館を建てて木を伐採してくれれば落ち葉の被害の軽減にもなります。
しかしそこで障害になったのは件の前会長です。我が家が入っている自治会では会長の任期は2年となっていますが、この2年間なんだかんだと言って結論を先送りし続けたのです。昨年には自治会員全世帯の投票で全体の8割が自治会館建設を支持したのですが、その結果を黙殺したのです。
まぁ以前から「人は良いけれど、人をまとめたりすることができない農家のあんちゃん」と言うのが彼への私の評価でしたが、まったくその通りだったことが如実に表れた形となりました。次期会長はサラリーマン経験のある人格者ですので、懸案の進展を期待するばかりです。