アムナートチャルーン滞在中は事前に想定していたよりも、ぐっと気温が低かったです。日中でもタイ人嫁のお姉さんはジャンバーを離さなかったし、街中も半袖を着ているという人はほとんど見かけませんでした。親戚の中にも風邪をひく人が現れます。
そんななかアムナートチャルーン滞在4日目に、ノン・プーに異変が起きます。おでこに手を当てるとかなり熱いです。どうやらノン・プーも風邪をひいてしまったようです。そこで隣村にある病院に連れていくことにします。
訪れたのはこちらの病院です。待っている人も少なかったのですぐに診察となります。タイ人嫁が医師に症状を説明しすると、その説明が終わらないうちに
-これは風邪ねぇ
なんて答えが返ってきます。いや聴診器も当てていないし、のどの様子も見ていないいないのに、もう診断下してるの?と驚いていると、医師はようやく聴診器を取り出しました。ところがその聴診器を服の上から当て始めたのです。しかも体温を測ることは最後までしませんでした。さすがの私もカルチャーショックの大きさに口をあんぐりすることとなりました。
薬を処方され帰宅することになりました。私としては健康保険がきかない海外で診察料がどのくらいかかるのだろうと、気を揉んでいましたがなんと無料。理由をタイ人嫁に聞くも「よくわからないけれど、ここは子供はタダなのよ」とよくわからない返事が返ってくるのでした。後日、調べてみると行ったのはアムナートチャルーン県の県営病院で、タイ人の子供であれば無料で受診できるようです。しかしいくら無料と言っても診察の内容を見ていると首をかしげたくなるものです。
ところが夕方になり、突然タイ人嫁がまた病院に行くと言い出します。なんでもノン・プーの熱が下がらないので別な病院に行くというのです。そこでアムナートチャルーン中心部にある、病院へ行きます。
こちらがその病院です。なんでもその病院の医師は昼間は大きな病院に勤務していて夕方になると診療所で患者を診るらしいのです。昼間に行った病院と違って患者も多くいます。こちらは民間の病院ですね。こちらの病院での診察はというと、まともでした。最初にノン・プーの体温を測り、肌に直接聴診器を当て心音を聞き、口を開けさせ喉の様子をチェックします。日本の病院と同じ手順ですね。その結果、熱が41.1度もあるので熱さましの注射をしましょうと言う事になりました。さっそくノン・プーのお尻が露出され、両方に1本づつ注射されます。日本でも昔は子供が熱を出すとお尻に注射をしましたが、同じことなのでしょうね。
そんなわけでこちらの診察料は1,200バーツ(日本円で約3,600円)でした。このぐらいの金額なら全然問題ないから安心できる医療が良いと心から思うのでした。
3600円は
何らかの公的補助や保険を差し引いた金額なのでしょうか
それとも全くの素のお値段なのでしょうか
あさとさん
タイで何かしらの医療保険に入っていると言う事もありませんし、2軒目の病院は私立病院でしたので公的な補助もありませんので素のお値段となります。日本と比べるとやはり安いですね