タイ人嫁の困った妹

タイ人嫁は五人兄弟の三番目です。タイ人嫁の上には兄と姉が一人づつ、下には妹が二人います。今回はそんなタイ人嫁の兄弟の話です。

イサーンでは母系家族の習慣があるようで、タイ人嫁の両親が持っていた家の敷地は四人の姉妹が分割して相続しています。兄弟の中で唯一の男子である、長男は奥さんの実家で同居しているので相続は受けていません。タイ人嫁を含め四人の姉妹はそれぞれ、分割相続した土地に家を建てていますが、ある日一番下の妹(仮の名前をハー<ห้า>さんとしましょう)の家で問題が発生します。

事の発端はタイ人嫁のハーさんのギャンブル癖です。なんでもトランプ博打が好きなようで度々借金絡みの問題を起こしています。以前もギャンブルで50,000バーツもの借金を抱え親戚に立て替えてもらい、その後分割で返済したなんてこともあったのです。

そんなハーさんですが、再びギャンブル絡みの問題を起こします。なんと自分が住んでいる家を借金のカタに入れてしまったのです。先述したように、彼女の家は元々は両親が持っていた物を四分割しただけですし、建っているのは姉妹の家だけなので敷地の境界には何もありません。もし他人がそこの土地を手に入れると、赤の他人が塀もない空間に入り込んでくることになります。

実は私とタイ人嫁が結婚する際に、イサーンの田舎から何度もバンコクに行って手続きをしてくれたのがハーさんでした。そんな恩もあるので、何とかしてあげたいと思うものの、一方で単純に彼女の借金を肩代わりするのも彼女のためにならないようにも思います。

そこでタイ人嫁のお姉さん(仮の名前をヌン<หนึ่ง>さんとしましょう)とも相談した結果、以下の通りとすることにしました。

  1. 借金のカタに取られた土地を私が買い戻す
  2. 名義はノン・プーのものとする。
  3. ハーさんには当面、そのまま家に住むことを認めるものの、仕事先or結婚相手が見つかり次第出ていく

最後の条件はヌンさんが提示したものです。またタイでは外国人が土地を所有することができませんので、ノン・プーの名義とすることになりました。そんなわけでノン・プーは、私も持っていないような、広い土地の持ち主になってしまったのでした。


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